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避妊の歴史

種族の繁殖以外の目的で成功を行う生物は人間以外にはいません。セックスをイベントとして楽しむ人間にとって、古来より避妊は重要なファクターでした。現代でこそコンドームの発達や経口避妊薬により、望まない妊娠を避け、安心してセックスを楽しむことが出来る状況が確立されています。では、昔の人々はどのようにして避妊をしていたのでしょうか?今回は避妊の歴史について詳しくお話していきます。

こんなことまで?避妊の起源

避妊の起源については諸説あり、古代ギリシャかエジブトの避妊が最古とされています。ギリシャではウール状のものを女性の膣内に入れていたようです。エジプトの避妊具はワニの糞をペースト状にしたものであったと言われています。どちらも現在は避妊具としては到底考えられないものですから、古代人の発想力には驚かされます。

もっとも、精子と卵子が結合するという受精のメカニズムが人々に行き届く前の時代ですからとんでもない避妊方法もあったようです。中国ではセックスの後、水銀を飲んでいたとか…。避妊どころか命に関わってしまいますね。お尻を叩く、ジャンプするなど全く根拠の無い避妊方法が大真面目に行われている国もあったようです。

注目すべきは避妊の概念が紀元前よりあったということでしょう。サルから進化したヒトが、生殖のためではない性交を紀元前から行うようになったと言えます。また、旧約聖書にも膣外射精など避妊についての記述があるようです。人類の社会形成と避妊のスタートは同時とする説もあります。

避妊が禁止された時代も

中世を迎え、避妊への見方は大きく変わることになります。キリスト教・カトリックの普及により、避妊は罪悪視されるようになっていきました。ヨーロッパを中心とする国々で避妊法や避妊具の研究は禁止されるようになります。近代を迎えると富国強兵策がトリガーとなり、避妊への見方はより厳しくなっていきました。避妊をしようものなら非国民と見なされかねない時代だったようです。

一方で避妊が全くなくなったかというと、そうではなかったようです。コンドームをはじめとする避妊具も中世に数多く生まれています。おおやけには禁止されていた避妊ですが、カトリックの人々への普及率は低くなかったようです。望まない妊娠をリスクととらえセックスを楽しむという文化は、宗教や政策を超えた本能的なものだということでしょうか。

コンドーム需要の高まり

コンドームの原型と見られるものは古来より存在しました。もちろん、避妊具として生まれたコンドームですが、その需要が一気に高まったのはエイズの予防具としてです。エイズ感染者が世界で最初に確認されたのは1979年。その直後からコンドームはエイズに対する唯一の予防策として世界的に普及することになります。

現在、コンドームはその避妊具として信頼性はもちろん、セックスには欠かせないアイテムとして人々に利用されています。日本の代表的なコンドーム製造企業「相模ゴム工業株式会社」は「サガミオリジナル」シリーズでコンドームの厚さを薄くすることに挑戦し続けています。2013年には世界初の厚さ0.01mmを実現しました。

こうした歴史を経た今、避妊はセックスのマナーと考えられています。パートナーに不必要な妊娠の心配をさせずセックスを楽しむために信頼性の高い避妊をしてください。